とりかえばや10巻のネタバレ感想!石蕗居ないのが爽快すぎた

      2017/08/15

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なんと麗しい帝のお姿!!!

今回は沙羅がついに帝の尚侍(ないしのかみ)になり、帝と急接近・・・見ているこちらが赤面してしまう展開になりましたね。

色香あふれる帝さまがぎっしりつまった一巻ですが

それ以上に石蕗(つわぶき)がひとコマも出てこないのが爽快すぎました。

いや、石蕗は物語のよいスパイスだとは分かるんですが、出てくる度にふつふつと怒りが・・
それでは!

とりかえばや最新刊10巻の感想ネタバレです!

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■とりかえ・ばや最新刊10巻の感想ネタバレ!帝の尚侍編!

沙羅は帝の尚侍となり、誰よりも帝のおそばで働くことに。

帝の沙羅への態度が明らかすぎてお付きの者たちも赤面してしまうほど。

沙羅の手を引く帝が毎回毎回スマートすぎて

見ているこちらまでときめいてしまいますね。

なんと美しい殿方なんでしょうか。帝が存在するページすべてが美しくて

惚れ惚れしてしまいますね。

 

沙羅は宮中へ戻ってきた理由を帝に話します。

鞍馬山(くらまやま)で見た僧侶がたくらむ陰謀論を。

気にかけても一切取り乱さないのがさすが帝さまですよね。

一方、東宮さまは東宮の位を退くことを決意します。

つぎの東宮が決まっても決まらなくても朱雀院でお休みするようですね。

東宮さまが退いたら、帝のいちばん傍で帝を助けられるのは沙羅ひとりだけに。

それを案じて

「主上を、お守りせよ!」

と沙羅に思いを託す東宮さま。

満開の花のような表情がほんとうに可愛らしいですね。

可愛らしさのなかに強さと品のあるお顔。睡蓮が惚れてしまうのも分かる気がします・・。

あたらしい男の東宮を立てようとしている今の流れに、女房たちはつぎつぎと退職していく始末。

いまの東宮さまがどれだけ慕われているかの現れなのでしょうね。

東宮さまには居なくなってほしくない。

睡蓮が帰ってくるときに東宮として迎えてあげてほしいと思ってしまいます。
あたらしい男の東宮の候補は「弓弦王」(ゆづるおう)という者でした。

なんとまだ幼さの残る少年ではありませんか。

なんとなく式部卿のような線の細いスマートなお兄さんだと思ってましたが全然違った。

名前からフィギュアスケートの御方のイメージを連想してました。

弓弦王は、元気なのはいいけれど、礼儀作法もあまり知らない素直な少年なのでした。

弓弦王を東宮の候補にかつぎあげて来たのは、

なんと沙羅が警戒していた陰謀論の僧侶「銀覚」(ぎんかく)。

見るからにして悪役な感じですが、やっぱりコイツだったのですね。

 

 

沙羅からそれを聞いた帝ですが

弓弦王の人となりを見て東宮にするかどうかを判断したいとのこと。

かっこ良すぎる・・・。

情報に左右されず、その人の人間性を見る。

帝さまの冷静さやお心の広さにときめいてしまいます。

沙羅を見るときの帝はほんとうに優しくて落ちついた顔をしていて

見ているだけで癒やされてしまいます。

感情的な石蕗(つわぶき)とは正反対のお方ですよね。

石蕗が居るから帝がさらに洗練されるというのもありますが

石蕗の泣き顔にはうんざりしていたので(すみません。)

10巻では彼が出てこないことにめちゃくちゃ安心感を感じます。

 

 

 

 

帝に弓弦王の面倒を見るようにと言われた沙羅。

もしも流れてしまった子どもが生きていたとしたら、

このように楽器を教えることもあったのだろうか・・と

流産してしまった赤ちゃんと弓弦王の姿を重ねます。

そう思いながら奏でた笛の旋律は、昔の沙羅双樹の君の音色、そのものでした。

その音色を聞いてはっとする帝。

女の沙羅に、男の頃の沙羅双樹がかさなります。

さすがに笛の音色まではごまかせないですよね。

自分の音色を覚えていてくれた帝に思いを馳せつつ、気をつけないとと沙羅は身の締まる思いです。

 

 

 

沙羅は、弓弦王や銀覚の陰謀について吉野の君さまに手紙をおくります。

吉野の君さまはいつ見ても現代風なイケメンですね。

なんだか戦国時代の恋愛ゲームに出てくる誰かに似ている気が。

誰だろう。

手紙をもらって吉野の君さまも行動を起こします。

とりかえしのつかないことになる前に何とかせねばと。

吉野の君さまは睡蓮の元へ。

そこで

悪僧侶、銀覚こそ吉野の君さまを失脚させた者だったことが明かされます・。

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宮中では、女房たちの沙羅を見る目が変わってきている様子。

帝と沙羅が近づきすぎているので、もうそういう仲だとウワサをされているのですね。

それを困るという沙羅に、

帝は「許せ。」と。

うるわしい沙羅に他の男を近づけさせたくないからいいのだそうですね。

帝さま。そんな事をおっしゃったら悶絶してしまいます。

帝さまは決して強引ではなく、さらりと熱のこもったことを言いますね。

スマートな口説き方がかっこよすぎて沙羅に感情移入してしまいます。笑

 

 

「困る。主上の艶めかしい口説きがいつもさり気なさすぎて・・・夢中になってしまいそうになる。」

はい。沙羅のおっしゃる通りです。
帝さまが出てくるとなんかもう全てを持って行かれる気がします。

さて、帝と沙羅が接近していることで、自分こそが銀覚にいちばん恐れられていると気づいた沙羅。

沙羅が男の赤ちゃんを身ごもることが、銀覚にとっていちばん困ることなんですね。

そこで沙羅は、赤ちゃんができたというウワサを自分から宮中に流すことに。

銀覚の出方を見ようとしたのです。

沙羅の思い切りのよさには毎回毎回驚かされますね。

さっそくウワサに乗るかのように、沙羅のもとに銀覚から懐妊祝いのお米が送られてきました。

なんとお米には毒が盛られていたことが発覚。

証拠のお米を帝のところへ持っていこうとした矢先に

沙羅は何者かによって庭に突き落とされてしまいます。

かけつけた帝は沙羅の思惑をすべて知り、危なすぎると咎めます。

さすがにこんな時ばかりはさすがの帝さまも焦りますよね。

「恐れて待つだけは性に合いませぬ!」という沙羅に

「そなたがなぜそこまで勇ましいのか分からぬ」という帝。

ごもっともだ。

勇ましすぎますよね。この姫様。

 

 

 

ケガで熱が上がってきた沙羅に、口移しで水を飲ませる帝に従者たちも赤面。

子どもを産めない身と言って帝を拒み続けた沙羅ですが

帝はそれでも、沙羅を女御に迎えたいと宣言します。

子を産めなくても、妻の立場となって欲しい。

こんな事言われたらどんな女性でも涙を流してしまいますよね。

なんて愛情深くて素敵なかたなのでしょう・・・

 

しかし沙羅はそんな愛の言葉をよそに眠っているのでした。

ああ、なんと勿体無い・・・。

 

ここの帝の言葉は最高の盛りあがりでしたね。

帝さま素敵すぎる。

子を産めなくても女御になって欲しい。

これを言われて嬉しくない女性などいないでしょう。

いや、居ないと断言できる。

そう思えるほどメッセージ性の強い言葉、、展開ですね。

これは原作のとりかえばや物語でもこの展開なのでしょうか。

そうだったら神というか、平安時代のころからそんな考えかたを出来る男性が居たのかと思うと感動してしまいます。

原作者は女性なのかもしれないですけど。

あまりに温かい帝の言葉に、読んでるこちらも気持ちが温まりました。

10巻にはのこりあと一話ありますが

あまりに熱い展開だったのでここで閉めます。

のこりの一話はまた改めて書こうと思います。

一刻も早く沙羅にこの帝の思いが伝わりますよーーに!!!

 

■最新12巻はこちらに↓↓↓

とりかえばや12巻、急接近!のネタバレ感想。13巻の発売日も

 

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